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『松原の家』自然と調和したリビングで、薪ストーブを囲む暮らしー和歌山県有田川町ー

更新日:3 日前



立地・環境

有田川の渓流を南側正面に望み、周囲をみかん畑に囲まれた旧金屋町の山里に建つ「松原の家」。四季折々の自然に包まれた、非常に恵まれた環境に佇む住まいです。

夏は渓流と山の風の影響で驚くほど涼しく、エアコンに頼らず快適に過ごせる一方、冬は氷点下まで冷え込む厳しい寒さが特徴。その土地の特性を正面から受け止めた設計が求められました。



設計コンセプト

「薪ストーブを囲んで、家族や人が自然と集う家」

冬の底冷えに対応するため、暖房計画の中心に据えたのが薪ストーブです。単なる暖房器具ではなく、暮らしの中心となる“場”をつくる存在として計画しました。



薪ストーブのあるリビング

当時は施工できる職人が少なかった薪ストーブですが、近隣の別荘地で実績のある職人との出会いにより、理想的な形での設置が実現しました。

完成したストーブに火を入れると、ストーブ本体と煙突がじんわりと熱を帯び、輻射熱によって家全体が包み込まれるように暖まります。エアコンのような機械音はなく、聞こえるのは薪がはぜる音だけ。静けさの中で過ごす時間が、心を深く落ち着かせてくれます。



素材と空間の工夫

・レンガやタイルを用いた重厚感のある薪ストーブまわり

・自然素材を活かした床や造作家具

・大きな開口部から取り込む里山の景色

これらが一体となり、自然と室内が緩やかにつながる、居心地の良いリビング空間を生み出しています。



暮らしの魅力

薪が燃える音に安らぎを感じるのは、人類が古くから「火」とともに暮らしてきた記憶があるからかもしれません。

「松原の家」は、自然の厳しさも豊かさも受け入れながら、火を囲み、人が集い、語らう——そんな原点的な暮らしの心地よさを、現代の住まいとして丁寧にかたちにした一邸です。



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