お家の中に小さな特等席を。ヌックの魅力・おすすめタイプと失敗しないための注意点
更新日:7月24日
「家の中に、ちょっとだけおこもりできる、自分だけの特別な特等席があったらいいな……」
そんな風に思ったことはありませんか?家族みんなで過ごす広々としたリビングも素敵ですが、最近の和歌山のお家づくりでも注目されているのが「ヌック(Nook)」と呼ばれる小さな空間です。
SNSなどでも見かけることが増えた「ヌック」ですが、「具体的にどんなスペースなの?」「わが家にも作れる?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。今回は、注目を集めているヌックの魅力や種類、失敗しないためのポイントをたっぷりとお届けしますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

1. そもそも「ヌック」ってなに?人気の理由
ヌック(Nook)とは、スコットランド語の「ヌーク(neuk/隅、人目につかない場所)」が語源とされている言葉です。建築の世界では、「こぢんまりとした、居心地の良い独特の小空間」のことを指します。
部屋として独立しているわけではなく、リビングの一角や階段の下などの一画に作られる、だいたい2畳〜3畳未満の小さなスペースです。
なぜ、いまこんなに人気なの?
これまでの家づくりは「LDKをできるだけ広く大きく見せる」ことが主流でした。しかし、お家で過ごす時間が増えた現代において、「家族と同じ空間にいながらも、程よく一人の時間を楽しめる場所」や「包まれているような安心感のある場所」が求められるようになり、このヌックが大注目されています。

2. どこに作る?戸建てで人気のヌック4つのタイプ
ヌックは、お家のアイデア次第で色々な場所に作ることができます。ここでは代表的な4つのタイプをご紹介します。
① リビング延長タイプ(小上がり・ベンチ)
リビングの壁の一角を少し小上がりにして、一人分の小部屋のように造作スペースを作ったスタイルです。
◎おすすめポイント
リビングの開放感を感じつつ、段差によってゆるやかに空間が区切られます。下部を収納スペースにできるのも嬉しいメリットです。
② 階段下・デッドスペース活用タイプ
階段の下や、廊下の突き当たりなどの「使い道に迷うスペース」を有効活用するスタイルです。
◎おすすめポイント
天井が低くなる階段下は、ヌックの「おこもり感」を引き出すのに最高のロケーション!秘密基地のようなワクワク感が味わえます。
③ 窓辺のベンチタイプ(ウィンドウ・ヌック)
大きな窓のサッシ枠を広げたり、窓際に造作ベンチを設置して、外の景色を眺められるようにするスタイルです。
◎おすすめポイント
太陽の光を浴びながら読書をしたり、お昼寝をしたり、贅沢なリラックスタイムを過ごせます。
④ 書斎・リーディング(読書)タイプ
壁一面に本棚を造作したり、一人がすっぽり収まるサイズのカウンターを設置するスタイルです。
◎おすすめポイント
リモートワークのちょっとした作業スペースとしてはもちろん、子どもたちが集中して絵本を読むスペースとしても大活躍します。

3. 【比較表】ライフスタイル別・おすすめのヌック
どんな風に過ごしたいかによって、ぴったりのヌックの形は変わります。
タイプ | 主な過ごし方 | おすすめの家族構成 | 必要な広さの目安 |
小上がり型 | ごろ寝、子どもの遊び場 | 赤ちゃん・小さな子供のいるご家庭 | 2畳〜3畳 |
階段下型 | 読書、秘密基地、趣味 | 集中出来る時間を大切にしたい方 | 1畳〜1.5畳 |
窓辺ベンチ型 | 日光浴、カフェスタイル | 夫婦2人暮らし、シニア世代 | 0.5畳〜1畳 |
書斎型 | 読書、オンライン作業 | 在宅ワークのある共働きご夫婦 | 1畳〜2畳 |
特に最近は、リビング横につくるケースが人気です。
家族とのつながりを感じながら、それぞれが自由に過ごせるため、「リビングがもっと好きになったという声もあるそうです。

4. ヌックを作るときに絶対に注意したいポイント
小さくて可愛いヌックですが、計画性なしに作ってしまうと「結局使わなくなってしまった……」という後悔につながることも。以下のポイントを事前にチェックしておきましょう。
(1)「何をする場所か」目的をはっきりさせる
「おしゃれだから」という理由だけで作ると、ただの物置きになってしまいがちです。「ここで本を飲む」「ここで子どもを遊ばせる」といった具体的なイメージを持ちましょう。
(2)エアコンの風や温度(断熱)
特に窓辺のヌックや、奥まった階段下のヌックは、エアコンの風が届きにくく「夏は暑く、冬は寒い」空間になってしまうことがあります。サーキュレーターを回せるようにしたり、断熱性能をしっかり高めておくことが大切です。
(3)照明とコンセントの計画
ヌックの中で読書をしたり、スマホやタブレットを充電したりすることが多いため、手元を照らす間接照明や専用のコンセントは必須です。後から延長コードを引っ張る形になると、せっかくの美しいデザインが台無しになってしまいます。

5. 無垢造作材でぬくもりをプラス!ヌックを格上げするアイデア
エムツービルダーズでは、ヌックという小さなおこもり空間に、本物の木のぬくもりを感じられる「無垢造作材」を取り入れることも可能です。
ヌック×無垢造作材のおすすめアイデア
◎ベンチの天板やカウンターに無垢材を
座ったり、手をついたりするベンチの座面やデスクの天板に、フローリングと同じナラ(オーク)やウォールナット、あるいは肌触りの優しい杉やひのきを使うと、触れるたびにホッとする温かさがあり、リラックス効果がさらに高まりそうです。
◎入り口の「枠」で特別感を演出
リビングからヌックへ入る部分の垂れ壁(アーチ状などの壁)や開口枠に無垢材を回すことで、まるで絵画のフレームのようにヌックが引き立ち、お部屋全体のインテリアのアクセントになります。
◎背面に無垢の木目パネルや棚板を
小さな空間だからこそ、お気に入りの樹種を贅沢に壁面にあしらったり、造作の本棚を作ったり。一歩足を踏み入れた瞬間にふわっと木の香りに包まれる、究極の癒やしスペースが完成します。

6. ヌックを取り入れたコーディネートのコツ
ヌックをおしゃれに見せるコツは、「リビング全体との調和」と「包み込まれるような演出」の両立です。
◎ベースの樹種を揃える
床材やリビングドアの樹種と、ヌックに使う無垢造作材の樹種を揃えることで、空間がバラバラにならず、すっきりと洗練された印象になります。
◎こもり感を高めるカラーリング
ヌックの内側の壁紙だけを、少し落ち着いたトーン(グレージュやダークカラーなど)にしたり、木目を多く露出させることで、リビングの明るさとは一味違う「囲まれている安心感」を演出できます。

まとめ:わが家だけの「秘密基地」を一緒につくりませんか?
いかがでしたでしょうか。 広さの制限がある日本の戸建て住宅だからこそ、デッドスペースを有効活用しつつ、暮らしに心のゆとりを生み出してくれる「ヌック」は、本当に優秀な間取りアイデアです。
「わが家の図面だと、どこにヌックが作れるかな?」
「ベンチシートに使うなら、どの木が一番気持ちいい?」
そんな疑問やワクワクするアイデアがあれば、ぜひエムツービルダーズへご相談ください。 小さな空間だからこそ、ミリ単位のサイズオーダーやこだわりの樹種選びが光ります。熟練の技術で、あなたとご家族のための特別な特等席づくりをお手伝いいたします。
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