和歌山県印南町の地元のおすすめ工務店・建築事務所｜新築・リフォームのメリットデメリット情報

和歌山県日高郡印南町（ひだかぐんいなみちょう）は、紀伊山地の一部になっており、町の西側に面している太平洋まで山間部が続いています。市街地は、太平洋に近い平地の部分に集積しており、印南港を中心に多くの人が住んでいます。印南町は古くは熊野古道の重要な地域であったため、『王子（熊野の神様の御子神を祀った場所）』が４つも残っています。また、日本人の食生活に欠かせない「かつお節と真妻わさび」の２つが発祥した街でもあります。

和歌山県印南町で家を建てる検討をされている方は、是非この記事を読んで参考にしてくださいね。

《１》和歌山県印南町ってどんなまち？

《２》和歌山県印南町で家を建てる時の注意点

《３》和歌山県印南町で家を建てる時のおすすめの地元の工務店は？

《１》和歌山県印南町ってどんなまち？

1. 地理と気候

和歌山県日高郡印南町（ひだかぐんいなみちょう）は、和歌山県の西南部に位置し、町の西側に面した太平洋の海岸付近以外は紀伊山地の山間部になっています。町の東側を源流にもつ切目川は町の中央を流れており、太平洋まで美しい谷や渓谷が続いています。

太平洋の海岸沿いは、隆起と侵食により河岸段丘が形成されています。この海岸段丘を切目川と印南川が侵食して出来た平地や扇状地が市街地となっています。

気候は太平洋の黒潮によって温暖で降水量が年間を通じて多い地域です。また、町の東部の標高が高い地域は、積雪があります。

2. 歴史

和歌山県印南町は、熊野古道の紀伊路が通っており、王子が「叶王子」「斑鳩王子」「切目王子」「中山王子」と、４つもあります。王子は「熊野の神様の御子神を祀った場所」であるため、参拝者にとって非常に重要な場所でした。新宮市の観光協会によりますと、紀伊路は以下のようにかかれています。「熊野信仰が栄える以前から飛鳥や奈良の都より天皇が行幸した街道でもあり、沿道で詠まれた歌が数多く、万葉集に収められています。区間は大阪から田辺市で、雄ノ山峠、藤白峠、拝ノ峠、鹿ヶ瀬峠など、和歌山市から有田郡にかけて険しい山越えを経て、日高郡から現在の国道42号やJR紀勢本線と並行もしくは重複する海岸ルートを南下します。」

3. 観光スポット

和歌山県印南町で人気のスポットをご紹介します。

印南港：釣り人に人気の漁港で、休日は多くの釣り客が訪れます。
かえるの港：印南港に隣接した道の駅で、印南町のイベントがよく行われています。
かえる橋：町のシンボル。
印南四王子：JR印南駅からJR切目駅までの間に点在しており、徒歩で回ることも可能です。
瀧法寺：弘法大師は御修法されたと言われる寺で、良縁祈願の参拝者が多く訪れています。

4. 経済と産業

和歌山県印南町の経済は、漁業が中心で、以前は林業も盛んでした。一方、印南町には、日本を代表する、世界でも有名な特筆すべき調味料が２つも生まれています。１つ目は「かつお節」の発祥地であること。現在は、鰹節の生産をしていないそうですが、現代の私たちの食生活に欠かせない「だし」の１つである鰹節がここで発祥した重要な場所です。かえるの港では、時々かつお節関連商品を販売しているようです。

もう一つはこちらも和食には欠かせないわさびの中でも、香りや味が良く、最高級の品質だとして全国各地で栽培されている真妻わさび」の発祥の地。現在では、わさびと言えば静岡や長野などの中部地方での生産が盛んですが、そこで生産されている「真妻わさび」は、印南町川又（旧真妻村）の真妻わさびの株を分けたものだそうです。